徹夜はダメ、ゼッタイ

こちらの記事の後半に強烈な違和感を感じたので。


台頭する「都内発早朝ビッグサイト着バス」は徹夜問題の解決にはならない


徹夜をする人が悪い。
ただそれだけのことだと思います。

10時入場と11時入場で買える・買えないサークルもあるわけですから、もっと早く来場しなければ、って人が増えるのは致し方ないんです。

というのは全くその通りで、徹夜をしたくなる心理についてはある程度理解できます。
しかし徹夜・早朝来場の解決方法として

サークル側の売り方にも口を出していかなければならないんじゃないかって思います。まともな時間に来場しても買えないから、徹夜や早朝来場をするんですよね?

と仰るのが、正直言って理解できません。
行動を見直すべきなのは、一般常識から逸脱した時間に来場する人たちの方でしょう。


そしてサークル参加者の方であれば、

12時までに大量に売り切れるようなサークルに対して、いつでも買えるような処置をお願いするとか、11時で売り切れることを繰り返すサークルに対してペナルティを課すなどの措置を講じなければならないと思います。

という提案の実現性の無さは、考えるまでもなく判りそうなものです。


とりあえずid:rikio0505さんには「あなたは準備会に要請されたら部数を増やせるんですか?」と訊いてみたいところです。在庫と赤字を抱えるリスクを背負ってまで。
それが難しいという話は、これまではてな界隈を含めいろいろな場所で、何度も繰り返されてきたことだと思うのですが…。




定められた時間を守ることは、コミックマーケットという貴重な場を維持するために最低限必要なことです。スタッフもサークル参加者も、それぞれが置かれた状況の中で様々な努力をしています。
この記事は非常に徹夜組・早朝来場者に優しい内容になっていますが、一般参加者もコミックマーケットの参加者である以上、最低限の決まり事は守る必要があります。それをしてこそ、他の参加者にものを言えるのではないでしょうか。


id:rikio0505さんは同人関係のエントリーの中でよく「不公平感」と言う言葉を使いますが、それを解消する義務は誰にもありません。
私も大阪にいた時期は即売会になかなか参加できず悔しい思いをしました。
それでも、決められたルールの中で、居住地・資金・人脈・体力など、自分に与えられたカードで勝負をするしかないのです。