機動戦士ガンダムSEED DESTINY 雑感

前作よりもスケールが大きくなかったのが、敗因ではないのか?という仮説。


ガンダムのような『地球圏でのみ話が進む』作品では、「世界の命運を賭け」てしまうと話が終わってしまう。
平成ガンダムは基本的にそうで、続編を作るとしても「エンドレスワルツ」程度が関の山。
それが悪いという話では全く無く。


で、そうではない作品と言うと「機動戦士ガンダム」と「F91」くらいしか思い付かない罠。
メインキャラが世界の情勢に絡んでいなかったからこそ続編が可能だったように思うのです。
機動戦士Zガンダム」は世界規模の話だったけど、主人公を変えた結果、「逆襲のシャア」まで含めた「アムロとシャアの物語」の一部に成り得た。
他ガンダムは全部、独立した話じゃないですか。
「逆シャア」だって、テレビシリーズには成り得ないわけで、「SEED DESTINY」が成立するってのは、考えられない話だ。


どうせなら鯨石の設定使って、宇宙規模の話にすればよかったのに。
ガルファの本星が!!くらいの。
少なくとも、政治的に大きな位置を占めるラクスとカガリを排除しないと、運命は種の続編臭から逃れられない。


今更言っても仕方ないけど、連合VSザフトの構図が変わらないと、次回も駄作になりそう、だ。