魔法少女プリティサミー

26話まで見終わりました。
10年前の作品ということで懐かしさを感じながら見たのですが、ラストに向けての畳み掛ける展開は見事。
黒田洋介脚本に引き込まれた最初かも知れません。
15話まではまったりと、基本フォーマットに沿った話が展開されていたのですが…。


16話「鮮烈!人妻隊」17話「泣くなミサ!さらば人妻隊」では(突然)人妻隊が登場し敗北、裸魅亜の協力があってもサミーに勝てないミサには後が無い状態に。
18話「キミは高気圧少女」(高気圧少女編)では、樋香里の登場によって砂沙美と魎皇鬼の関係に変化が生じる。


そして19話「薔薇の花びらが舞落ちた時、静かに魔法は消える」からは怒涛の急展開で、20話「友達〜見つめ合う瞳、繋がれた手〜」迄で砂沙美と美紗緒の関係は一段落。


残り6話で描かれるのは「魔法」と「地球」との関係。
それは魔法少女と周囲との関係でもあって、大団円に向かっての描写であるわけです、が!
この「クライマックスの後にもう一波乱」という翌年の「大運動会」でも見られる構成は、テレビアニメだからだ、というのは面白いと思うのです。


スレイヤーズ」で7〜8月がギャグ月間だったように、10月開始アニメでは年末年始の人の移動が終わった後に話を動かしていく。
3月末に結末を持ってきても引越しで見られない人がいるわけで、外的な要因を考慮して構成されるのはテレビアニメらしくて面白い。
そんなテレビアニメらしさは、深夜アニメばかり見ていると味わえませんな!


「プリティサミー」と「リリカルなのは」を比較すると色々見えてきそうなのですが纏められない人なのでそれはまたいつか。
因みに自分、19話の時は入院していたので初めて全体を通して見ました。
引越しで「Vガンダム」最終話は未だに見てません。
近所のTSUTAYAはDVD置いてないしなー。