どうしても語りたくなってしまう。これがエヴァンゲリオンなんだよなぁ、と実感しつつ。
なんとなく箇条書きで。
・破の次回予告
壮大な釣りだった…、とは思いません。
釣られたとしたら、全員、なのでしょう。
スタッフも、おそらくは監督まで含めて。
予告の内容それ自体は、実際に作品世界の中で起こったことだろうし、それだけで映画を一本作ることは出来たと思います。
冒頭6分をクライマックスとして、チルドレンが集合するまでの、碇シンジの登場しない物語。
そうだったのだと考えれば。
しかしそれは、都市の上空に突如として現れた何かによる破壊の痕跡を巡り、その中でどのように生きていくかという物語。
震災後にわざわざ語ることではない、と切り捨てられても納得できます。
その先を、さらに先を描くためには?
「?」の先を描かなければならない。
ならば、「Q」を作っている場合ではない…。
というわけで、「Q」=「?」説を唱えてみようかな、なんて思います。
正確には、
「Q」=「冒頭6分」
「?」=「Q」
「その先」=「シン」
という理解です。
・冒頭6分
第11の使徒?戦。
基本的に破のフォーマットに従っているので、良い釣り(フック)になりましたね。
コアユニットとか、妨害に現れた「Mk4A」とかも気になりますけど、まあ細かいことです。
ちなみに、ここで登場しているのは改2号機βと8号機α。
次のシーンでは改2号機γと8号機βになっているので、それなりに時間が経過していることが判ります。
…わかんねぇよ!
・第13号機
スーパーエヴァンゲリオンちっくなアレ。
誰がどうやって建造したのか、誰か教えてください。
二人で登山して発見したのでしょうか。
・次回予告
ただのシンメトリカルドッキングなのか、ゴーオンウィングスの影響なのか、はたまたあしゅら男爵なのか。
これで蓋を開けたら、素直にダブルエントリーシステムなのかも知れませんし、2号機も8号機も出ないかも知れません。
7、10、11、12あたりも出てないですしね。
ついでにジェットアローンも。
あれがある世界観なんだから、ヴンダーもOKなのだ。
まあ、とりあえず笑っておけばいいと思うよ!
・全体感想
衝撃度は高いけど、密度はそれ程でもなく、映画として上映するために引き伸ばしてる印象も。
実際に震災後に脚本を書き直したらしいし、懐事情は悪いんじゃないかな。
映画単体としては、正直ゴティックメードの方が満足度高いんですが、次回への期待がどうしても、高くなってしまうわけで。
これはもう、90年代のエヴァですよ。
まとまりきらないところまで含めてエヴァなんですよ。
仕方ない。
知ってた。
・蛇足
きっとこれは、被災地の現状を東京人に見せたら、「原発事故の責任は俺にはない!」と喚き出し、「電気があれば復興できるんだ!」と再稼働させてしまいました。
という話だったのサ…。