RF怪文書(C92無料配布ペーパー)

夏コミで配布したペーパーという名の怪文書です。

ギガアーマー発売前、スバルカラーが東京コミコンで売られる前の文章なので、今読むと面白い。

 

期待は裏切られていた。楽しい。

 

 

 

ちょうど一年ほど前に、4インチネルの展開についてブログ記事を書きました(前ページまでを参照)が、今回はその続編的なお話。

メーカー勤めが想像力だけで記す、所謂怪文書です。

 

まずは、ここ一年の千値練の動きから。

 

4Inch-Nel 

大きくはDASHと流星が発表され、SSロックマンも発売間近。先日発売されたロック・ヴォルナットも最高に良い出来。こんなフィギュアが出てくれたことが幸せです。

 

ただ、バリエーションについては依然としてカラバリ商法。新規の金型投資が必要ないため、原価率を下げる意味でもフィギュア業界ではよくあることとはいえ、個人的には望んでいない方向です。

特にエグゼと流星。ハナヤシキスタイルはイベント性・ストーリー上の新展開がありましたが、スバルカラーには強引さを感じてしまいます。いや、もしかしたらコラボイベントが、ある? 花やしきでのイベントが期待されますね。そうするとフィギュアの展開としては独自性があって面白い。

 

 

主人公以外の展開

主人公の色違いばかり展開するよりもライバルキャラを立体化してくれた方が嬉しいのですが、今のところそのような話は聞こえてきません。カットマンが最初で最後。

限値練のジェット&パワーやスーパーカットマンが余程売れなかったのでしょう。公式でレアフィギュアだと言われてしまうくらいですからね。ロックマンファンは千値練から課された試練に負けたのです。数字の裏付けがあれば、他のキャラクター展開も期待できるのですが。

また光熱斗の売り上げ結果についても、スバルが発表されるのかで判断できることでしょう。それはWF冬かな。

 

 

限定版商法の問題点

ダークロックマン、ハナヤシキスタイル、悪ロックとカラーバリエーション展開が続いています。アイアンマンでも多く見られる、千値練お得意の戦略ですが、限定版が多くなると危惧されるのが、コンプリートできなかった人が脱落する危険性。コンプリートできないなら最低限しか買わない、というのは当然の戦略です。

そこに購入意欲を然程そそらないカラバリが合わさると、長期的にはファンにとって良い結果にはならないと思われます。しかし、短期的な売り上げがあがらなければ、シリーズの継続自体が難しい。なんとも悩ましい話です。

悪ロックは限値練での販売がありましたが、そのような、欲しい人は確実に購入できる救済策が求められます。

 

 

続く展開

あとは、ここまでの5シリーズの主人公の売り上げ数次第で、続く展開も変わるかも知れませんね。 どのシリーズがメインになるのか。それともゼロ、ゼクスに移るのか。はたまた、何も出ないのか。  

 

メーカーのキャパシティには限りがある中、4インチネルのラインナップとしてFGOが始まってしまうようで、ロックマンシリーズの先行きには不安もあります。FGOでは新金型の商品たくさん出るんだろうなぁ……。そしてキンプリ(キンプラ)は、どうなる?

 

 

続いて、バンダイ側の動きについて。

 

 

ギガアーマーの企画意図

大きなトピックとしてはやはり、ギガアーマーの発売でしょう。

メガアーマーの名前は受け継ぎつつ、遊び方は受け継いでいないという不思議な商品。何故かラッシュも追加されるし、未だにわけがわかりません。一体どんな流れで企画されたのでしょうか。

キャラクターありき、遊び方の発想から、デザイン先行まで、企画が始まるきっかけはいくつか考えつきますが、この場合はロックマンで新商品を出すことありきであって、メガアーマー後継ではなさそう。

海老川デザインということもあって買うのは決定ですが、商品としてのアピールポイントが行方不明。もちろん、動かしてみて楽しければ問題ないのですが。企業の意図としては、Truforce対抗なのでしょうね。

Truforceもあれだけエックスを出荷しておいて、ライドチェイサーの発表はまだですかね。

 

 

発光するセカンドアーマー

一方で、突如立体化が発表されたセカンドアーマーは固定で税込5,400円。これを、安いとみるか高いとみるかは、人それぞれ……ではなく、高く思えてしまいますよね。

ちなみにセカンドアーマーはバンダイの中でもフィギュアーツとは事業部が異なりますが、あえて同じ会社だと考えて語ります。

 

Dアーツと比べると、固定フィギュアですから、可動で出すよりは原価が安くなるはず。これは単純にパーツが少ないので、必然的にそうなります。その上で、余計な機能のように思えるLED発光ですが、意外な効果が備わっています。それは、商品として単価を上げる効果です。

 

売り上げは出荷数も大事ですが、同じくらいに、金額・総額も大事です。 

フルアーマーよりも少なくなることが見込まれる出荷数に対して、単価を上げておけば売上額の減少幅は抑えられる。そうであれば、他のアーマーの立体化にも道筋が開けるのではないか? という期待はあります。

 

他にも多数の版権を抱えているバンダイの中で、ロックマンシリーズの展開が続いていくためには、経営の期待以上の売り上げを達成しなければなりません。そのための一つの姑息な手段として、 発光ギミックは喜んで受け入れたいと考えています。

 

 

ネクスエッジスタイル

え、ネクスエッジ? 忘れてた!

ディテールを活かしてkai色にしたら面白そう、とかは思ってます。魂バディーズみたいに、ゼロ止まりだと面白くないですね。せめてアクセルまでは。

 

 

最後に

そして最後に、私の同人活動ですが、私生活が落ち着かないので冬コミへの申込は見送ります。ロクゼロ本の続きを出したい気持ちはあるのですが、PCも壊れたし、大元となるゲームを遊ぶことすらできていない。 

まずは引っ越して通勤時間を短くするところから生活を改善して、必ず戻ってくるつもりです。すこーしだけお待ちください。